まちづくり的な話

三木駅(2009年撮影)

不自由な田舎がどこも同じ風景になったら人は便利な所へ移り住むよね

人口が減りつつある地域でなんとかくい止めようと田畑を開発して新興住宅地にする。大きな空き家を取り壊して低層賃貸集合住宅にする。
「古いから人が来ないんだ。新しくしなければ」

移り住んで来る人が期待できるうちはまだいいが、すぐに人の流れは止まる。
同じような新しい建物ならもっと便利な場所に住んだらいいじゃない。

便利さを追求するにも高度成長期に達成できなかった現状、今後さらにインフラを発展させていくことはできない。新しいものを追求しても発展にはつながらないのではないだろうか。

幼い頃見た風景が残っていることが人を地域に結び付ける

それよりも、その地域の特色を出し、他との違いを魅せる方がいいのではないだろうか。
それには住民の幼い頃見た風景をできる限り残していくことが必要ではないだろうか。

人口が減り学校の統廃合も進んでいるが、
学校は存続するが市内同じような校舎に新しく建て替えられた場合と、
廃校になったけれど特徴ある旧校舎が地域に残った場合、
どちらがその地域らしさを未来に残していけるだろう。
特に学校は地域の住民が幼い頃から親しんできた場所だ。

現在も未来も過去の上に成り立っている。