兵庫県三木市の市街地に今も残る洗濯場。
この上屋を改修したいというお話を三木城下町まちづくり協議会からいただいて図面作成と現場のアドバイスをお手伝いいたしました。
この上屋、柱の中心と桁の中心が異なっている面白い特徴を持っています。
先代の上屋は大正時代?昭和初期頃のものではないかと想像します。
わざわざこのような形になったのは意味があったのでしょう。
今回も基本的な形を残すように計画をいたしました。
実はこの垂木(たるき)の先端は90度になっていません。
垂木の下側の角度が鈍角になるよう切っていただきました。
以前の上屋の垂木もこのようになっていたのが気になっていたのです。
この場所がちょうど通路になっているので、軒先の印象を少しでも柔らかくしようとしていたのではないかと思います。
この気持ち、引継がせていただきました。