最近の新築住宅ではユニットバスが主流であり、またハウスメーカーやマンションデベロッパーは浴室乾燥暖房機(以下浴乾機)が標準装備されていることを売り文句にしています。
実際使うかどうかわからなくても最初から装備されているなら断る理由もないでしょう。断ったところでそれ程値引されないでしょうし。
しかし浴室の換気扇は7年~10年程で寿命を迎えます。ユニットバス自体はまだまだ使えますので浴乾機だけ交換ということになります。でも乾燥機能や暖房機能の使用頻度が少ないとしても同じような機種に取替える必要があるのでしょうか。
浴乾機は10万円以上はします。でも換気扇機能だけで良ければ本体価格はその半分程で済むのです。
ということで、浴乾機を通常の換気扇に交換してみました。
浴乾機は開口部の寸法が大きくなっています。
換気扇を浴乾機に交換するためのユニットは各メーカーから出ていますが、浴乾機を換気扇に交換するためのユニットは需要がないのでしょうか。大きな開口を埋める部品はありません。
今回は合板に塗装したものを使って周囲をコーキングしています。
これは交換前の写真ですが、この大きさのガラリパネルを持つ換気扇を製品化されることを強く望みます。今後リフォーム需要が増える中、今まで浴乾機に交換するしかないとあきらめていた層にアピールできるかと思います。
高齢者のヒートショックは危険?若い夫婦なら高齢者になる前に何度か換気扇が壊れます。必要になってから取付けてもいいでしょう。
洗濯乾燥機は必要?普段から多用する方ならば最近はドラム式洗濯機に乾燥機能が搭載されるようになってきています。機種によっては洗濯から乾燥まで一度にできるので、そちらの方が重宝するのではないかと思います。浴室の乾燥機能っていうのはオマケみたいなものですし、それ程機能的だとは思えないのです。
浴乾機を換気扇に交換したらスイッチも変更しなければなりません。浴乾機スイッチのボックスは大きいので換気扇スイッチも一部をふさぐようにする必要がありました。
今回は照明スイッチと同じボックスにまとめています。縦に3つ並んでいるのが換気扇のスイッチで、24時間換気システム製品を採用したため入切、強中弱の切替え用にスイッチが多くなっています。