現在の蔵における断熱の試み

蔵の内壁は構造用合板顕しとしている。
コストを抑えるため、不必要な仕上は施していない。

屋根には押出法ポリスチレンフォーム3種b50mmを2枚重ねで使用している。

しかし、屋根同様外壁にも断熱性能は必要であると考える。
土蔵の代替として蔵をつくるのだ。土蔵はその厚い土壁に熱を溜め込む性質があるため夏の熱線を和らげる働きがある。
本当はもう一度土蔵を建てることができれば良かったのだが、やはり予算と工期という制約から乾式の外壁を選んだ。
だが断熱性能について少しでも近づけたい。

今回は押出法ポリスチレンフォーム3種b50mmを外壁に張っている。
コスト的にはグラスウール充填という選択肢もあるのだが、その場合内壁を施す必要があるため、性能的にも有利な外断熱を選んだ。
この断熱は住居の場合と異なり夏場の日射熱を遮ることを目的としている。