色の形容詞

 デザインについて語ろうとすると「形容詞」の語彙が気になるのでよく調べたりする。

【形容詞】品詞の一つ。自立語で一定の活用があり、
事物の性質・状態を表す。

 デザインを表す上で形容詞はとても重要な言葉だ。しかし調べていくと形容詞はそれ程多くは存在していない。同じカテゴリーの中で特別な状態を表す場合に使える品詞のようである。
 例えば形状を表す「まるい(円い・丸い)」「四角い」という言葉はあるが「三角い」という言葉はない。「四角い箱」「三角の箱」というように使い分ける。
 また“色”についても形容詞になれたのは「あおい」「あかい」「□しろい」「くろい」の4色のようだ。決して「緑い」とか「紫い」とは言わない。
 特別なのが「黄」と「茶」である。「黄い」「茶い」と言わない代わりに「黄色い」「茶色い」と「色」という言葉を付けて形容詞となる。しかし、何色でも「色」付けると形容詞になれるわけではなく「緑色い」とも「紫色い」とも言わない。
 さて、先の「青」「赤」「□白」「黒」だが、丁度これは四季、そして方位を表す色である。

(四季)「青春」「朱夏」「白秋」「玄冬」
(方位)「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」

 やはり古くから特別な4色だったのだろう。
 そして、方位に関して言えば中央を表すのは「」であり「黄色」である。やはり形容詞になれたのは特別な扱いをする言葉であったと考えるのはちょっと強引だろうか?