「変わり者」と「変わる者」

 雑誌『MacPower』が来月から大変身するそうだ。
『MacPower』4月号(Amazon)

 川崎和男氏によれば、「Macファンの構造は大きく変動している。iPodファンがMacとは無関係に入り込んでいるのが実態。」とのこと。それに伴い雑誌の内容も大きく変わるらしい。
川崎和男氏の言葉

 この時代(引用者註:1992年頃?)Macファンなんていうのも、どこか変り者の集団であったと思う。しかし、この集団こそMacがパソコンの文化づくりの大きな中核になると信じ込んでいる信者であり、そのエバンジェリストだったわけだ。

from 『MacPower』2005年4月号「Design Gambit」
 そう、確かについ最近Macは変わった。
 10年余り前、そのコンセプト・・・・誰でも簡単に使えるコンピュータ・・・・とは裏腹にその価格の高さからなかなか誰でも手に出来るものではなかった。ゆえに、それでもMacを手にする人達は“変わり者”であった。
 ここで言う“変わり者”とは「なんとなくMacを選んだのではなく、ポリシーを持ってMacを選んだ人達」と解釈してもいいだろう。
 iMac、iTune(Windows版)、OSX、iPod・・・・これら製品を見ているとMacは“変わり者”だけを相手にしているのではないことがわかる。雑誌の内容も変わるのは当然かもしれない。
 ところで、「建築家(設計事務所)に自邸の設計を依頼するという人達」も10年余り前では“変わり者”であったように思う。それが現在では様々なメディアにより建築家に依頼する道筋が紹介されている。
 我々も変わらなければならないのかもしれない。