インテリアとして重要なポイントだが、なかなか工事に入れられない「布」や「革」。カーテンやブラインドなどは、予算の都合上別途工事にしてしまうことが多い。宮脇壇氏風に言うと「布は施主の側につくモノ」だから必然なのかもしれないが。
さて、ベッドシーツやタオル、テーブルクロスなど総称して「リネン」と呼ぶのだと思っていたが、本当の「リネン」とは亜麻の繊維からつくられたものをさすらしい。
以前ある施設の設計をしていたときに“リネン室”という部屋を設けるのだが、打合せの時に施設の担当の方(本職は僧侶)は「リンネ室」と言っていた。お坊さんだから「輪廻、リンネ・・・・」と言っているのだと思っていたのだが、「リンネル」というフランス語読みだったことを後で知った。