両洋の眼展

「2006両洋の眼展」@尼崎総合文化センター
 お目当ては諏訪敦氏の作品。以前書いたように、そのリアルさと発せられるエネルギーに驚いたのだが、雑誌・ネットでしか見たことがなく、実物を是非とも見てみたかった。
 出展されていたのは『Walking On The Moon 』。人物のリアルさという点では群を抜く。けれども間近で見ると写真ではない、“描いている”という息遣いを感じることができた。
 事前に調べてなかったので、千住博氏の作品に出会えて得した気分。
 出展されていた作品『ミッドナイト』は滝が描かれている。ただそれだけだが、格が違うという雰囲気が漂う。爽かであり、幻想的である。近くに寄ると描かれていることが良くわかる。しかし離れて観ると絵の周囲から光が発せられているような気になる。
 ほかに気になったのは武田州左氏、田中稔之氏、豊島弘尚氏の作品。そしてポップなところで大沼映夫氏の作品。
 どうもリアルより抽象画の方がお好みなようだ。
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2006両洋の眼展