Think different.

 雑誌『MAC POWER (マックパワー) 2006年 09月号
 今回の「Appleのプロダクトデザイン史」はiMAC。タイトルは“1998年「Think different.」から生まれたiMac”
 革新的なデザインと新しい技術の搭載。そのためには過去は引摺らないという潔さがある。
 USB搭載・・・・そしてシリアルポート、フロッピーディスクドライブ、SCSIポートの廃止。今となっては当然の仕様だ。新規ユーザーを獲得するのなら、過去に引摺られる必要はない。普通なら過去の機器が使えないのはマイナス要因なのだが、またそのデザインの良さから、多くの関連機器、グッズが販売され、iMacを選ぶなら当然周辺機器も合ったデザインのモノが求められた。結果USBがインターフェースの主流となった。
「Think different.」・・・・考え方を変えよ。
 過去に引摺られないというのは、先日の冥王星が惑星から降格した話に通じるような気がする。過去のしがらみにとらわれて冥王星を惑星に残すよりも、潔く降格させたほうが筋の通った定義ができる。冥王星を惑星に残しておけば、今後しがらみが増加する一方であっただろう。
 真理を優先させる姿は、科学者(エンジニア)だなぁと思った。
 しかし、世の中「Think different.」ができるものばかりではない。過去の礎の上に生活している者は、なかなかそれを捨て去ることはできない。過去を捨て去ることは今の自分を捨てることにつながる気がするのだ。
 また捨て去ったところで、大きく生活に変化があるとも考えられないのが原因の一つでもある。
・・・・その考え方を変えるべきなのか・・・・
(OS8.6ユーザー)