IKEAのキッチンってどうよ

ようやくIKEA行きました。もう先週の話ですけれど。

オープンから2ヶ月経ちましたが、三ノ宮から出るシャトルバスは平日だというのに満席です。休日は大変な混雑ではないでしょうか。平日の夕方ですが館内もそこそこ人が入っていました。(学生っぽい人が多い)
やはり、安い!
デザイン×お値段を考えるとお買得感が高いです。ヘンなデザインの商品も少ないですし。
あれもこれもと目移りしますが、「商品を持って帰る」ということを頭に入れてないと危険です。小物、アクセサリーを購入するにしても品数が増えればかさばるので車で行く価値はあると思います。
見渡すとたくさん種類があるのですが、シリーズとしていくつか限られているようです。ただカタログもない状態で(WEBカタログはある)どういうコンセプトのシリーズがどれだけあるのか、一度いっただけでは把握できませんでした。展示も色々入乱れている感じ。
(大物家具については「組み立てサービス」というパンフレットに書かれてある一覧が参考になる。結構いろいろあるのね。)
さて今回のお目当てはキッチンです。IKEAのキッチン・・・・サイトの情報を見ると安いです。ローコスト住宅を計画するときにはたして選択肢となるのかどうか。


お店のひとにいろいろ聞いたメモφ(..)


【キッチンも家具】
基本的に客が自分でパーツを選んで、自分で持って帰って、自分で組立てる。
IKEAはハコの販売だけを行っていると考えたほうが分かりやすい。
【素人が選べるのか】
もちろん、採寸やプランニングの相談サービスもあり(有料)
新築で施主がIKEAに相談するということはないと思うが(持込みキッチンを施工するような物件なら建築家がついていると思うし、そちらに相談すると思うので)、リフォームなら・・・・ってできるんかい?
【施工サービスもあり】
普通の家具とは違って、給排水や電気工事が伴うので施工サービスあり(有料)
施工のサービスであって、運搬は自分で運ぶか別途手配しなければならない。
新築やリフォームなどキッチンをさわる場合は別の工務店も関わるのでそちらに施工をまかせてしまえば・・・・と思っていたが、日本のメーカーのキッチンを想定しているとエライめに合うらしい。
【メーカーのキッチンとは違う】
ハコを自由に組み合せることができる。組合せは客が自分で考えるということが前提。で、承認図がない。設備配管の位置図も特にない。
また取手についても客が選ぶことができる。メーカー品でも選ぶことはあるが、IKEAの場合取付け位置も自由・・・・扉板に取付け穴が開いていない。現場で自由に取付けする。
カスタマイズできることが魅力なので部品数が多く、また現場での作業が多い。木製天板の場合など、シンクの開口も現場で行うことになる。いや開口だけでなく天板の長さをカットするのも現場で行い調整する。
【値段はやっぱり安い?】
値段はやっぱり安い。でも値引はない。(40万円以上で4万円分、50万円以上で5万円分のIKEAギフトカードがもらえるそうだ)
逆に言えばメーカー品の定価というものがよくわからないということ。メーカー品でも値引後の価格なら近い線までいくような気がする。
設備機器(コンロや換気扇など)も扱っているのでメーカーのカタログと比べると面白い。
モノの値段は安いけれど、運搬や施工のことを考えると安いとは言難い。施工に関してはIKEAの施工サービスを利用した方が確実な気がする。メーカー品取付け代に比べ高くつくけれど、作業量からみると割安だと思う。
他に頼むにしても、よほど動きやすい工務店か慣れている工務店でないと付きあってくれるかどうか心配。
【結局どうなの?】
もともとキッチン自作派の人なら選択肢のひとつに入れてもいいと思う。家具として注文するよりははるかに安くてカスタマイズができる。
メーカー品と比べるような仕様を求めてはいけない。天板にしても無垢の木かステンレスがよさそう。
モノ自体、悪いことはない。基本的な性能は十分備えている。日本の製品がどうでもいいところに付加価値付けすぎ。
でもアクセサリー類は結構豊富。日本の製品にはない文化の違いを見つけることができる。
キッチンのプランニングから施工の段取までかなり作業量は増える。そういった点からはオススメはしたくないが、施主から「やりたい」と言われればチャレンジしたい魅力はある。
※500円のディナーは食べずに帰った。でもミートボールは冷凍品が売ってあったので買ったよ。(500gで\750+税)