「法」のゆくえ

「法」とはいったい何なのか。
・・・・興味ある言葉が詰まっていたのでメモ φ(..
『「皆さん、こんなの許せますか!?」〜裁判が「バラエティ番組」になっていく』 from 2008年10月30日 日経ビジネスオンライン

 忘れてはならないのは、法というのは手段だということです。手段以外の何ものでもない。ところが最近は法が目的になってしまって、人間の営みとか、生活の方が、法を守ることの下に来るようになっている。
 (弁護士 郷原信郎氏)

法は守らなければならない。
けれども守ることによって生ずる不条理を、法は想定していない。
それはしかたのないことだが、「法令順守」のみ厳格にし、細かい規定を設けそれ以外の道を認めないというのが最近の流れ。
たとえばこんなの
手すりクイズ(1)この階段は適法? 違法?」 from ケンプラッツ(要ログイン)
住宅の階段に手摺を設置するということは、法で定めなければいけないことだろうか。
これこそ、「法さえ守っていればよい」という考えが生みだした結果だと感じる。
今後、このような法律はさらに増えていく気がするなかで、最初のリンク先を覚えておく。
ちなみに断熱材の必要性については建築基準法では一切、記載がない。
既得権を持った団体の仕様に決まる恐れがあるので、法で決めて欲しくはないけれど。