誰のために何を残すのか

もうなんだかよく分かりませんが、昨日の三木駅の様子。(2009年11月29日撮影)

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先週に比べ垂木(タル木)が取り外されています。

ここまで解体したなら、当然ですね。

柱、梁など全体の荷重を支える構造の1次部材はなるべく取替えしなくてもいいように丈夫な材を使うのが昔ながらの考え方ですが、部分を支える垂木など2次部材は更新していくというように考えています。

かと言っても、そう簡単に更新できないので、このような状態の時は入替えが正解でしょう。

後々すぐに補修、改修工事なんてかかれないでしょうから。

「JR糸魚川駅レンガ車庫、一部保存に向け協議へ」(YOMIURI ONLINE)というニュースがありましたが、地方自治体中心の保存活用は予算や運営などなかなか難しいものがあります。

誰のために何を残すのか。

糸魚川の場合はJRさんがもう少し歩み寄れる条件を模索すると、イメージアップになるのにと思います。

・・・・全国各地の観光キャンペーンで乗客アップを図るJRが、自己の所有する観光名所を破壊しなければならないというのは変な話だと思うのです。