住宅力

 『住宅力』ということばが気になった。from 日経BP’s Eye
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep01/298494
 記事には高齢者住宅、グループホーム等において『住宅力』の良さを主張しながらも、実際現場ではそういう施設は人気がないということが書かれてある。
 しかし“人気が高い”ということが良いものであるとは限らない。普段の生活を振り返ってみてもそういう場面はたくさんある。人気の高いレストランでの外食もいいが、普段はバランスのとれた家庭での食事の方がずっと大切だったりもするように。

人間はどう考えても、病室的な空間ではなく、住宅的な空間で過ごした方がハッピーである。高齢になり、心身が衰えれば衰えるほど、その必要性は強まるだろう。

(熊本大学環境システム工学科助手の横山俊祐さんの言葉)

 これは高齢者住宅、グループホーム等に関する記事だが、保育園・幼稚園、学校、もちろん日常の生活基盤となる住宅にも言えることだろう。「住宅だから住宅的だ」と言い切れないのが現状ではないだろうか。
 その『住宅力』なる力がどこから沸いてくるか探ってみたいと思う。