オイルヒーター、正しく使ってますか?

 京都議定書が発効されました。
 家庭でもエネルギーの浪費を抑えるよう各地で呼びかけられています。
 では、効率のいい暖房器具は?


・・・・やはり“コタツ”ではないでしょうか。
 大きくても1m3程度の空間を断熱材(こたつ布団とも言う)で覆っているわけですから、消費エネルギーは少なくてすみます。また「なかなかコタツから出れない」ということで1日中コタツで過ごし、体内にエネルギーが蓄積されるということもしばし見受けられます。(笑)
 ところで、使い心地は評判がいいのに電気代がとても高い暖房器具、
「オイルヒーター」。
DeLonghi ハイブリッド型オイルヒーター(Amazon)
 ヨーロッパではメジャーな器具なのに日本では電気代がかかると敬遠されがちです。ヨーロッパは日本よりも電気代が安いからという話もありますが、『電気料金の国際比較』【PDFファイル】 (from 日本エネルギー経済研究所)の資料を見ると格安とは言えないのではないかと思います。
 一方、こちらのオイルヒーターの説明には

デロンギヒーターは床や天井などに放射熱をあてて、そこに蓄積された熱を利用する輻射暖房方式。室温にすると19℃〜23℃が適温とされています。

( from ベスト電器 eBEST)とあります。
 なるほど、直接空気を暖めるのではなく建物に蓄熱させて部屋を暖めるということなのですね。そういえばヨーロッパの家は石やレンガ造りが多く、しっかり蓄熱しそうです。
 余談ですが、“oil heater”と検索してもほとんど日本のサイトが引っ掛かってきます。ヨーロッパの使い方を調べようとしたのですが、あちらでは“oil radiator”というようです。そういえばラジエター・・・・スチーム式のヒーターなんかも壁際に設置されています。
 オイルヒーターも壁際に設置することで効率良く暖房できる筈。ウチにもオイルヒーターがあるので、そういうことが使用説明書に載っていないか改めて調べてみました。

使用上のご注意

●本体は壁や家具、カーテンなどから離し、平らな場所で使用してください。

<火災・転倒の原因>

PHILIPSオイルヒーター取扱説明書より

あれっ?・・・・
・・・・どうせ木軸で内部が空洞になった内壁とか内断熱しているRC外壁なんかでは意味がなさそうですけどね。
 結局、効率の良い使い方、わからず。