システム配管

給水給湯システム配管・排水システム配管

<INAX>ハイカンパック <TOTO>配管王
 従来枝分かれしていた配管を根元(ヘッダー)から各機器に分岐させヘッダーから機器までを1本の配管(チューブ)で結ぶ方式。継ぎ手が減る分漏水事故のおきる確率が減る。また配管とヘッダーや機器との接続も「差込むだけ」という施工に技術を必要としない方式が採用されている。この点でも漏水事故のおきる確率は下がる。
 排水も床下の排水ヘッダーで配管を合流させ、屋外の桝や配管を短くさせることができるという。TOTOがトイレの汚水も屋内で合流させる例を挙げているのに対し、INAXはあくまでも屋内では汚水と雑排水を分けているのが面白い。(屋内で合流させる事については指導のある地域もある)
 住宅性能表示制度の維持管理対策3等級を得ることができるということ。性能表示を利用しなくても施工のしやすさ、アフターメンテナンス等の観点からこれからの主流になりそうな商品。部材コストは多少アップするだろうが、施工人工は確実に減るだろう。ある意味、設備業者の危機を生む商品。