料理は趣味?いえ日常です。

4月13日NHK総合にて放送の番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」は「心地よい家はこうして生まれる〜建築家・中村好文」でした。録画していただいたものをようやく見れました。
 中村氏の事務所では食事当番を毎回くじ引きで決めるとの事。食べることにおいてはボスもアルバイトもみな平等だからだそうだ。・・・・でもそれは皆料理ができることを前提としてますよね。料理の下手な人が当番くじを引くぐらいなら、私なら率先して作りますね。
 でも料理を通じて得ることはたくさんあります。その経験を皆にさせようということなのでしょうか。
 料理をすればキッチンの設計に役立つ・・・・なんて直接的な話だけではありません。
 特に「手順の組立て方」というものは、美味しいものを食べようとすると必修となりますし、モノづくりをする上でとても役にたちます。
 料理を一品つくるぐらいはレシピを見れば、まぁなんとかなるでしょう。難しいのは複数の品を同時に作り上げる技です。
 食べるときは熱い物は冷めないうちに、冷たい物は暖まらないうちに食卓にならぶ必要があります。また家庭でもそうですが、レストランなどと違って、作る人も食べるときはみんなと同時に着席していただくということが必要です。
 そのためには、食べる順番に作り始めるのではなく、時間のかかるものから、作り置きできるものから作り始める。あらかじめ下ごしらえを済ましておくなど手順を考えておくことが必要です。それらはメニューの組合せによって変わったりしますから面白いのです。作りながら後片づけの準備もできていると最高ですね。
 買いだしも面白いですね。食べたいものと売ってある材料とがマッチするかどうか。予算との戦い。安いときに多く仕入れて何日か分のメニューを決めてしまうとか。
 中村氏の料理に対する考えは番組内では多く語られてませんでしたが、結構重要なことだと思います。