姫路城「見せる修復」

@nifty:NEWS@nifty:姫路城・平成の大修理は観光客に「見せる修復」で(読売新聞)

 国宝・姫路城の天守閣で2009年度から行われる「平成の大修理」について、兵庫県姫路市は、伝統の職人技を観光客が見学できるよう、〈見せる修復〉を計画している。

 バルセロナのサグラダ・ファミリア大聖堂なんかも一部工事中を見学させています。
 愛知博でしたか、オープンに間に合わないパビリオンが建設中の状態で話題をよんだりしましたね。
 完成形しか見ることができない、または見せないモノが多くなってきています。
 スーパーにはお総菜が並び、魚は切り身です。まぁこのあたりは選ぶ余地が残されています。
 住宅などは一戸建てなら見る機会はあるでしょうが、建売住宅やマンションになると完成形しか見ることはないでしょう。そういうものが当たり前になってくると「完成形」が「完了形」と思えてきます。・・・・そうなると、古くなれば(完成形が維持できなければ)取壊すというサイクルです。
 生きている間には建物も常に修繕を繰り返し、時には改造することもあるものだということ、普段から目にすることが多ければ選択肢の幅も太くなる気がします。
 修復している状態でも建物は存在し続ける進行形の状態であるということを示す上でも、姫路城の「見せる修復」成功を期待します。