久々に一人で担当した物件がまもなく完成。親戚の家のリフォームだったので自由にやらせてもらったところがある。
いくつかの試みやいろいろ考えたことなど忘れないうち書留める予定。
キッチンの壁
タイル張り仕上。ベースになる白色(ライトグレー)は主張せずキッチンの色を引立たせる。主張させないためにも目地の色はタイルの色に近いライトグレーにする。
ただ一面の白色は少し目に痛い。それを和らげるために色の付いたタイルを混ぜることがよくある。これは例えるならご飯に添える漬物のようなもの。なくてもいいのだが、あるとご飯を引立てる。少し味の変化が欲しいのと同様、目にも少し違う波長の刺激が心地よい。
しかしどのように混ぜるか考えると市松模様やグラデーションといった意味あり気のパターンにすることが多い。意味もなく色をちりばめてみたいのだが意味をもたせないようにバランスを保つことはなかなか難しい。
そんなとき「N的画譚」の『扉と窓』でneonさんの描かれた絵を見てとても魅かれ、倣ってみた。
うまく散らすというのはやはり難しい。
MEMO———————————-
キッチン:INAX iSTクラッシーシリーズ アズーロ
壁面タイル:ミスティキラミックマット M03
アクセントカラー:ヴィヴィック VB-13・VB-12・VSB-11
手元照明:松下 HEW1021KE