製図の試験日だったそうな

今日は二級建築士の製図試験の日だったということで、受験生の皆さまお疲れさまでした。
受かったところで、建築士になっても試験、講習が次々とやってきます。最近。
いったい試験って何だろうと思うこの頃であります。
試験に合格するということは、一応免許証が与えられるということです。一般のひとはダメだけど、あなたには許しちゃうってことなんです。
二級建築士の場合、認定された学校を卒業すると受験資格がありますから、実務経験がなくても取得できたりするんですが、市販されている製図の解答例を見ていると昭和の仕様がでてくるんですよ。外壁モルタルリシン吹き、アルミサッシ内付、丸太梁・・・・
いや、決して間違いではない。でもなぜそうなったかは関係なく、試験対策だけでそれを正解と覚えて免許を取得するシステムは、意味がないだけでなく悪影響がでそうなのでそろそろやめにしませんか。
製図にしたって、実務ではCAD化が進んでいるので試験のためだけに手で描くということに疑問の声が多数あがっています。
こちらのPDFファイル(建築技術教育普及センター内 大阪府建築士会経由)では製図試験をCAD化する動きについて記されております。
ソフトはどうするんだ?カスタマイズはどうなるんだ?OSにMACはないのか?・・・・など話が出てくる前に、いや、もう製図試験なんて意味あるの?って感じです。
4〜5時間で問題をまとめて書き上げる力って、次々と生産していくという上では重要かもしれませんが、それ本当に建築士に必要な力でしょうか。
別途CAD検定とかありますので、就職等必要な方はそちらをご利用なさったほうが社会的にも良いかと思うのです。
本当に必要なところははかることなしに、どうでもいいところは昔から変わりなくあり続けているというのが気に入らないのですが、そのへんは変わることなく、新たな検定や講習が増えていくというわけであります。
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~