新聞よりメモ
井上章一氏のことば
昭和20年代まで大阪財界は東京と五分五分の力がありました。30年代以降は関西の占める地位は落ちる一方です。
2009年3月12日朝日新聞夕刊「勝手に関西世界遺産」より
大阪空港開港(日本返還後)が昭和33年(1958年)、
新幹線、東京~大阪間の開通が昭和39年(1964年)。
高速移動手段ができたとたん、エネルギーを東京に吸い取られ続けているイメージ。
宮田珠己氏のことば
関東というとイコール東京のイメージになる。わくわくしない。関西は府県一つ一つが個性的で、さらにお互いが支え合って大きなイメージをつくっている感じがします。
2009年3月12日朝日新聞夕刊「勝手に関西世界遺産」より
関東とて地域の個性はいろいろあるだろうが、関西は「過去に都を持っていた」という地域がたくさんある。
府県内もいくつかの国が統合された連邦国というイメージが未だにある。
外から見ると「関西」というくくりは見えるが内からは別々の意識が高いのでは?
そのごちゃごちゃ感がわくわくする気がする。
統一せずにまとめることができるのなら、道州制も価値ありそうだが、
平均化しようとするならたぶん無理。