縁台とテレビ

ようやく梅雨も明け蒸し暑い夏本番。夕涼みに縁台を見かけなくなったという話。椅子を出して涼んでいる人はたまに見かけるけれど、縁台は減った。

街角から縁台が消えて久しい。クーラーが普及し、わざわざ外に出て涼む必要がなくなったのが大きいという。区画整理で路地そのものが消えていく。路地の多く残る下町でも、クーラーの室外機や換気扇が涼しさを奪う。

from 2009年7月25日朝日新聞be「サザエさんをさがして」『縁台』

新聞では街角から縁台が消えた理由にクーラーを原因としているが、街角から人が消えた理由にテレビの影響が大きいと聞いたことがある。

テレビが各家庭に普及し、面白いことや世間とのつながりが家にいながらできるようになった。

ところで現在、地デジテレビに移行中で予想以上に苦戦しているという話。

『タレント、女子アナ総動員で大キャンペーンの地デジは矛盾だらけ – 速報:@niftyニュース.』

テレビが面白くなくなったとか言われているけれど、こんな考察もあった。

テレビの視聴率がさがってきたのは大画面テレビのせいじゃないか 』 from 「はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記 」

ちょい見ならワンセグテレビぐらいの大きさの方がいいかもしれない。

テレビ離れが進む一方、ワンセグなど普及でテレビを見るのは自宅でなくてもいいようになってきた。

ひょっとして現在なら、縁台のある風景が再現できるのかもしれない。

(持ち寄りカフェテラスでもいい気がする)

政府も各家庭に地デジを普及させることを考えるより、地デジが普及しないことを逆手にとって、街頭テレビでまちづくりを考えるというのはどうだろう?

====思いつきメモ====

欲しいモノ:路地、または通行からちょっと入り組んだ場所、通りに面したテラス的な場所

アイテム:縁台、街頭テレビ、照明演出