「砂漠色」とは言い得て妙

一般市民の方々とのまち歩き。

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古い民家と対照的に並ぶ最近の住宅を見て、市民の方が

砂漠色」と言われたのがとても印象に残る。

違いは一目同然。しかし法規的に処理しようとしてマンセル記号云々と規則を決めたところで、砂漠色も基準に適合するだろう。

古民家でも土壁の中塗りでおいてある家などはこのような色彩を持っている。

三次元的(?・・・・いい言葉が思いつかない)には影の量がどれだけあるか。

見付面に対する見込み面の総量の比がどれだけあるかということだと思うが、

頼むから申請書に計算書を添付させるようなことはやめていただきたい。

文学的(?)には「」があるかどうかと云うこと。

住宅に「艶」が必要かどうかという話はさておき、「艶」のある町並みには艶ある風情を増やしたい。