『「市民」像の変容と地域社会-兵庫県三木市の広報誌を題材に-』という研究報告書をいただいた。
この研究報告書は『広報みき』の1954年(昭和29年)創刊号から2009年までを媒体とし、市民活動と行政の関係の変遷とこれからの道すじが記されている。
“まちづくり”とか”ボランティア”とか得体の知れないモノに携わってる日々だが、「行政と市民の関係についてどうあるべきか」ということがまとめられているのでとても参考になる。
なぜ自治体から見た市民像に着目する必要があるのか。それは、従来、上下関係にあると言われてきた行政と市民の関係を「パートナー」と位置づけ直すためには、両者が互いに相手に対する見方を変える必要があるからである。とりわけ、「上」にあると自認し、実際に資金や権限、市政運営に関する知識をもっている行政の側の変化がポイントとなる。
既に時代は市民活動というモノが行政とパートナーシップ(協働)の関係にあるという。
宝塚市などは早くからそういった運動をしてきたと以前聞いたことがあったが、今回この報告書を読んで今の時代にあるべき姿がよやく見えてきた。
『広報みきって誰のもの?』 (もて木みち子 オレンジニュースブログ版)にTB
「はじめに」のところだけでも読んでみてください。
49頁もオススメ。
『広報みきって、やぶさんの瓦版?』(三木市議 大西ひできの方丈記)にもTB