和風デザイン・ディテール図鑑

 『超実用[和風]デザイン・ディテール図鑑 』 という本を買った。
古民家の改修図を作成する上で、手間なのは現況図を作成することだ。改修する上で重要なところはきっちり実測するが、さほど重要でない部分については時間的手間を省くため測っていられない。図面化する時は写真だけが頼りになる。
手書きではなんとなく書ける図でも、CADで入力すると寸法を押えていかないと図面にならない。適当にいれていくとリアルさに欠けた図面になる。
そういった時に、この本のように各部材の寸法が記載された資料はとても重宝する。CADデータは入っていないが、どうせ調整しなければならないCADデータよりも、主要な寸法の押えられた図面の方が価値があるというものだ。またエクスナレッジの本にしては珍しく柔らかな紙質で扱いやすい。単色刷でも十分わかりやすくつくられている。
古民家の部分名称を調べるのにも重宝している。