アニメの殿堂って国際児童文学館は使えないの?

文化庁がアニメの殿堂と言われている「国立メディア芸術総合センター(仮称)」についてアイデアを募集しているようです。

『 “アニメの殿堂”の事業アイデア、文化庁が公募 – 速報:@niftyニュース.』

そのアイデアというか、検討課題がコチラ。(文化庁のページ)

同じく文化庁のこのページでは「以前から求められてきたもの」と言いながら、検討課題では企画書を一から出してくれというような内容です。

ホントにこの段階にさかのぼって検討してもらえるのでしょうか。

さて、先ほどのページにはこのような記述があります。

Q.マンガ喫茶とどう違うの?

 →メディア芸術の「美術館」です。

 一般に市販されている様々なマンガをただ単に収集して,利用者が読めるようにする施設ではありません。センターでは,マンガだけではなく,アニメーション,CGアート,ゲームなどメディア芸術全般を対象に,(1)優れた作品の展示や,(2)収集・保管してアーカイブ化,(3)メディア芸術の歴史,最先端の動向等についての調査研究,(4)我が国の将来を担うクリエイターの育成を図るとともに,(5)国内各地にある関連施設と連携して,それらの中での中核的な機能を果たします。

主旨はわかりました。必要だということも認めます。

でもそれなら大阪府立国際児童文学館にその機能を集中できないのでしょうか。新しく施設をつくって新たに資料を収集のではなく、今あるところに機能を追加するという形で。

もちろん予算はこちらに持ってきて。

「メディア芸術」というものの定義をどうとらえるかによりますが、漫画、アニメーションなど国際児童文学館で扱っている資料と重なる部分が多そうです。

それとも「メディア芸術」っておとな限定ですか?

国際児童文学館は今のところ廃止の予定。

メディア芸術総合センターが必要ならば国際児童文学館も廃止できないと思いますけれど。

大阪府はお金がないから維持できませんが、国が面倒みてもいいんじゃないですか。

ただでさえメディアが東京に集中しているのですから、東京につくらなくても地方にあるものを活用していくという方が、地方の活性化という意味も含めて役に立つ事業になるのではないかと思うのです。