4月6日に起こったイタリア中部地震に関連した2chコピペより
なぜ地震国なのに倒壊しそうな古い建物を補強なりしないのですか?と、驚いた事に全員(全員です)が こう言いました『イタリア人は、危険や命よりも美しい町並みを優先にする、危険より美しい町並みを 後世に残す、今までもそうやって歴史を繋いで来た、なぜならイタリア人とは、そういうものです』
from 「2chコピペ保存道場」
(このコピペはいろいろあるけど、ここは欲しいところだけまとまってた。)
また、次のような記事も見つける。
他の古い家屋を修復する考えはなかったのか。イタリアでは鉄筋やコンクリート材などで建物を強化する耐震基準が74年に導入され、08年まで数年おきに改正されてきた。 「でも我々は基準に従わない。皆好き勝手に家を造り、将来を憂うタイプでもないから、徹底させるのは難しい。日本とは違うから」と村長
(中略)
耐震建築について聞くと「日本人の9割がそれに従うとすれば、イタリア人は多分1割。実際、当局が指導しても守るのは3割もない」とまじめに言う。
from 「毎日新聞 2009年4月8日 東京夕刊」
後者は耐震改修をしないことを否定的に、前者は肯定的に書いている。
でも、きっとどちらもイタリア。
「危険や命よりも・・・・」というのは極端化もしれない。耐震改修は必要。
ただ、その基準が普段の生活にとってプラスになるものかどうか、基準をどこまで守るべきなのか見極めることが重要。
「日本人の9割がそれに従う・・・・」ならもっと既存住宅の耐震改修は増えている筈。
だけどそれを「知らなかった」と言ったり、被害があってから「守らせない国が悪い」などと言わず、自己の責任で「従わない」と言うイタリア人って素敵だと思う。
日本人の9割がそれに従うとすれば、美しい町並みをもたらす耐震基準をつくればいいじゃない!